皆さんは、マクドナルドのバイトに確固たるマニュアルみたいなものは存在しない事をご存知だろうか?
筆者自身も、マニュアルが無い事は、知らなかった事ではありますが、友人で、成人しているんだけど、色々な事情があり、あえてマクドナルドでバイトをしている人がいます。
その人から聞いたマクドナルドのバイトの素晴しさをシェア致します。
マクドナルドのバイトには、ガチガチのマニュアルが無い理由
今となっては、マクドナルドと言えば、平日・休日問わず、いつでも繁盛していますよね。
店舗の場所により随分と差はあるかもしれませんが、ドライブスルー渋滞なども今では普通の光景になりつつあります。
店舗側の車線を堂々と占領しながら、ドライブスルー待ちをするのが可能になったのも、きっと、みなが一度は利用した事のあるマクドナルドならではの光景なのではないでしょうか。
そこで、友人に聞いたところ、マニュアルはあるが、ほぼほぼ全部が、”最終的には自分で考えて、それをリーダーに報告して、許可が得られれば実行しよう”という風になっているようです。
ラフに書きましたが、自分で考えた接客方法が認められれれば、それを実行する事を良しとしています。
未完全な、マクドナルドのバイトマニュアルですが、これが逆に項を奏する場合が多く、従業員が自発的に意見を発案し、それが実行される訳ですから、モチベーションを高く保ち続けることができ、今では「従業員満足度84%」という驚異的な数値をたたき出しています。
業種は異なりますが、東京ディズニーランドのバイトと同じくらいの満足度です。
人がやりがいを感じるには?
逆に、人が最も、面白くないと感じる事と言えば、やはりルーティーンワークでは無いでしょうか?
やり方はわかっている分、作業自体はスイスイと進んでいきますが、それが永遠に続くとなると、どうしてもマンネリ化していくものだと思います。
人がやりがいを感じる為には、「少しでも良いから、自分の想いを仕事に組み入れる」事は条件の1つに入ると思います。
「あれはダメ、それもダメ、基本はマニュアル通り」などと毎日言われると、「言われたとおりにやれば良いんでしょ」と投げやりになってしまうのは、当然の話かと思います。
また、マクドナルドの良い点は
「良いも悪いも色んな客が来る所」
「短時間で効率的に業務をこなさないといけない所」にあります。
両方ともデメリットの要素が含まれて居ますが、簡単に言えば、「色々な客が来て、色々な方法で商品の提供を急かしてくる店」なので、日々、経験し、考え、アレンジし、それを毎日のように繰り返す事になります。
だらだらと考えている時間も無いし、気づいたアイデアはすぐリーダーに報告され、即座に実行・実験が行われるような職場です。
皆の「こうした方が良い」というアイデアの集積が、それぞれの店舗でなされている事を考えると、
短い時間に、膨大な数のお客様をさばく事ができる経験というのは、マクドナルドならでは無いかと思いますし、成長するスピードもその他とは比較にならないものだと思います。
逆に言うと、
「ボーっとしてて、何も考えない人は要らない」というスタンスなのではないでしょうか。
マクドナルドは若い学生さんがするバイトのイメージがありますが、そこで経験された事は、後々、社会に出たあとに自分に還元されることになるかと思われます。
普段、何気なく利用しているマクドナルドですが、「じっくり仕事」という観点で見てみると、凄く沢山の事が経験できる、数少ない貴重な学び場であると言えるかもしれません。
以上です。