現在まで、数々のドラマに出演されていた女優の「財前直見さん」が、終活に関する資格を取得し、前向きな終活について、普及活動を行っています。
高齢化が加速度的に進む日本で、知名度の高い方が、率先してこのような活動を前向きに進めていってくれているのは、始めは微力でも、日本全体にとってもプラスになる事だと思います。
2016年には「終活ライフケアプランナー」の資格を取得。
資格を取得し、活動を続けるに辺り、心境にも随分と変化があったようです。
※この記事は、週刊女性PRIME [シュージョプライム] を参考に作成しています。
財前直見さんが、終活ライフケアプランナーの資格を取得した理由
資格取得のキッカケとしては、とても単純なものだったようです。
「きっかけはすごく単純で、息子を塾に行かせようと思ったときに、自分も何か勉強したいなと思ったんです。“ママも頑張ってるから、あなたも頑張れば”って(笑)」
キッカケは単純でも、この資格を選ばれたという事は、何か引き寄せられるものがあったのでは無いでしょうか。
また、財前さん自身も、終活に関して困った経験があるといいます。
「義理の母が亡くなったときに“大事なものはどれなんだろう?”って考えたんですけど、わからなかったんです。掛け軸や絵、器であったり、そういうものの価値がわからない。“これはいいものだよ”って価値のあるものだけ教えてくれていたらいいんだけど(笑)。
実は先祖代々、受け継がれてきたものがあるのかもしれないし。大事なものは書いておき、残された人がわかるようにしてあったほうがいいなって」
かなり現実的な内容ですが、同じような想いを持たれている方というのは多いと思います。これから悩みに直面する人も含めると、ほぼ皆さんに共通する悩みなのではないでしょうか。
個人的な数少ない知識ですと、
「お亡くなりになられた方の銀行口座は、死後には引き出せない」
なんて事もあるようですね。
なので、思考がきっちり働いている間に、
「財産などの相続をキッチリ明示する」
なんて事は大切でしょうし、自身の為にもなるかと思います。
最も勿体無い事は、「手続きを行わなかった為に、本人の意思と反して相続できなかった」なんて事態は、関係する人達全員の為にも避けたい所です。
財前さんの話に戻りますが、終活ケアプランナーの資格を取得してからは、「エンディングノート」の作成を勧めておられます。
エンディングノートとは?
どのようなことを書けばよいのでしょう?
「財産についてや治療の方針であったり、書くことはさまざまありますが、いちばん大事なのは“紙に書いて、ひとつにまとめておくこと”。パソコンやスマホの中のデータは消えてしまうこともあるじゃないですか。だから紙に書くか、プリントアウトして保管しておくことですね」
財前さんは、こういうノートは、後ろ向きに捉えるのではなく、むしろ積極的に未来を見据えて作って欲しいと語っておられます。
今一度、自分自身を整理する事にもなりますし、このノート作成をキッカケに、家族に対して優しくなれたり、ライフスタイルそのものがより前向きになった方もおられるようです。
このように、メリットが沢山あるエンディングノート。
作成する価値は十分にありそうです。
少しでもこの情報が何かのお役に立てば幸いです。
以上です。